2016年01月09日

アーサー・リディアードのマラソンコンディショニング・トレーニング

以前、アーサー・リディアードについてちょこっと触れたので、簡単にご紹介します。
有名なので、知っているかもしれないけど。

50年くらい前に主に中距離でオリンピック金メダリストを育てたニュージーランド出身の指導者。
そのトレーニング理論をまとめた本が「リディアードのランニング・バイブル」(小松美冬・訳 大修館書店)
けっこうボリュームがある本で、言っていることのレベルが高いけど、その理屈を理解しておくと走り込みの必要性が明確になりトレーニング効果はかなり上がると思うので、ぜひ読んでほしいです。

特に、第1~3章と巻末の訳者インタビューが秀逸。
その基礎となるマラソンコンディショニング・トレーニングの考え方を簡単にまとめると次のようなもの。

人間が1分間に利用できる酸素の量の上限は最大酸素摂取量と呼ばれていて、スピードを上げることで過度の負荷がかかりこの量を超えてしまうと、その走りは無酸素運動となり、しだいに乳酸等の疲労物質が筋肉に蓄積してしまう。この無酸素運動に耐えられる能力(無酸素能力)には限界がありトレーニングによって限界までは引き上げられるが限界そのものを引き上げることはできない。

つまり、トレーニングによって鍛えるべきは最大酸素摂取量の上限ということ。そして、この上限をもっとも効率よく高めるのが有酸素運動であるぎりぎりのライン(リディアードは「最高安定状態」と呼んでいる)で行なうランニング。
このトレーニングによって最大酸素摂取量を高めることができれば、それまで無酸素運動となり継続できなかったペースでも有酸素運動として行なうことができる。すなわちペースの上限が上がる。

ということで、リディア―ドは最高安定状態での走り込みがもっとも必要と言っています。

このペースの目安を言うと、ひとりでジョグすると終盤に自然とペースが上がってきますが、そのペースと考えてもらうと分かりやすいかもしれません。もしくは、ペース走?

つまり、有酸素能力を高めたいのだから酸素をほぼ100%使う運動が効果的というわけです。
だから、スピード練習ばかりしてもよくないし、LSDだけでも、速くはなれないってことですかね。

たしかに、マラソン2時間20分台で走ってたときは、速いペース走10~16kmとちょっと速いジョグをうまく組み合わせてやってましたからね。

今はとにかく子どもが大きくなるまでの(時間ができるまでの)つなぎと思って練習しています。

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休養(1kmジョグ。買い物がてら)
posted by ふじkyoku at 21:45| Comment(1) | 【ランニング論】リディアード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする